看護師は何でも屋じゃない!困った患者様の家族への対応は?
質問
Question私は看護師1年目の新人です。
今、患者様の家族との関係について悩んでいます。
まだ、新人なので色々な現場で経験を積んでいる最中なのですが、患者様の家族の中には無理難題を言ってくる方もいます。
私としても出来る限りの事はしてあげたいのですが、正直なところ、それは病院がすべき事ではないでしょう?と思う事も多々あります。
経験の無い私が言うのも何ですが、看護師は便利屋ではないと思います。
このような困った家族に対してはどうすれば良いかアドバイスをお願いします。
回答
Answer看護師として働いていれば患者様の家族とも接していき、本当にいろいろな人との接触がありますね。
なかには質問者様のケースのように、看護師をなんでも屋のように勘違いしている家族は困ったものですね。
看護師は病院の中で一番患者様に身近な存在と言えますから、色々な状況に遭遇しやすいものです。
また学生時代に教わった看護の精神を尊重すれば、精神的に負担の大きい患者様とその家族の訴えを無視するのも躊躇されるという気持ちも良くわかります。
この尊重の度合いついて考えてみましょう。
現代はチーム医療の時代
まず、捉え方を変えてみましょう。
質問者様は個人的な訴えを投げかけられたことで、一人で「まいったな・・・」と思っているようですが、その考え方は改める必要があります。
現代の医療は患者さん一人に対して医師を中心としたチーム医療で当たるというのが当たり前の時代です。
つまり、質問者様が受けた無理難題な訴えは、その患者様を担当するチーム全体の問題でもあるのです。
一人で抱え込まないで、上司や先輩に相談しましょう
質問者様は治療チームの一員であり、同じような経験をした先輩や上司もいるはずです。
治療に必要な情報はどんな些細な事であったとしても、それはチーム全体で共有すべき事ですから、自分ひとりの問題として捉えているならば、それには問題があります。
もしご家族の訴えが治療に無関係だと思われる事であれば、上司やチーム内のメンバーと相談し、対応を統一することです。
今だけ、この場だけと患者様の家族の言うことを聞いていてはいつまでも問題は解決できません。
また、看護師には気が大きくなってしまう患者様やそのご家族も、医者から注意されると素直に聞いてくださる場合があります。
切り札として、そのような対応も頭の片隅に置いておくと良いでしょう。