看護師の退職時、健康保険の手続きはどうしたらいい?
質問
Question0代後半女性で看護師歴は5年になります。
精神的にもう限界であと1カ月で辞めることになりました。
看護師を退職する時の健康保険の手続きをどうしたらいいのか知りたいです。
回答
Answerあと1カ月で退職ということで色々と手続きの流れが気になっているところだと思います。
退職の際には、健康保険証は退職する日に返却し、退職日以降の健康保険証は一旦「国民健康保険」に加入します。
また、それまでの勤務先の健康保険をそのまま一時的に利用することができる「健康保険任意継続」へ加入する方法もあります。
それぞれ保険料や手続きが異なりますので比較してから最終的にどの健康保険にするのか選ぶといいでしょう。
退職日に健康保険証を返却する
退職する日に健康保険証を病院に返すだけで手続きは終了します。
自分で健康保険組合に手続きすることはなく、病院の事務が代わりに手続きをしてくれます。
とくに退職時に特別な書類が必要になることもありません。
病院の健康保険組合により、今までの健康保険を退職してからも2年間継続することができます。
これを「健康保険任意継続」といい、国民健康保険の保険料よりも割安なケースが多いため退職者で利用する人が多い制度です。
ただし、継続する場合には、それまで事業所が半分負担していた保険料も支払わなければならなくなります。
退職後に必要な手続き
退職と程なく新しい転職先で勤務する場合は次の職場の健康保険証を使えるよう就職時に事務から手続きの説明があります。
とくに自分から積極的に健康保険の手続きで動かなければならないことはまずないでしょう。
ただし、転職まで間があるときは、前述の「健康保険任意継続」または市町村役場で「国民健康保険」の加入手続きが必要です。
この場合は、職場との調整や役場の窓口での手続きが必要となります。
どちらもそれまでの病院の健康保険に比べると月額保険料が高くなることが多いので注意しましょう。