看護師の平均勤続年数はどれくらいでしょうか?
質問
Question看護師を続けてかれこれ25年になります。
結婚をして子供もいますが、若いころと同じように病棟勤務で夜勤ありの仕事をしています。
40代後半になりましたが、体力的に夜勤や介助の仕事がきつく感じ、このまま今の仕事を続けるべきなのか悩み始めてしまいました。
看護師のキャリアに詳しい方に、看護師の平均勤続年数をお聞かせ願いたいです。
回答
Answer25年間も厳しい看護師の世界で働いてこられたことは素晴らしいことです。
体力が充実していた頃を知っているだけに、現在様々な勤務の負担が大きくなっていることにさぞかしお悩みのことでしょう。
さて、職場によって違いますが、看護師の平均勤続年数は約7年と発表されています。
他の職種の勤続年数は9年から10年とされているので、比較的短いといえるでしょう。
今の仕事は、夜勤や介助もあるということで、夜勤がなく身体的に負担が少ない新しい職場への転職をお考えになってはいかがでしょうか。
看護師の離職率について
・常勤の離職率:10.9パーセント
・新卒の離職率:7.5パーセント
上記の数字は2011年度の統計になります(公益社団法人 日本看護協会より)。
すべての看護師が転職しているわけではありませんが、毎年1割程度が職場を替えている現実があります。
このように、そもそも看護師の転職は珍しいものではありません。
常勤で長い間働いてきた看護師の場合は特に、転職を視野に入れる場合も多いようです。
地域別の転職率について
・東京都常勤転職率:14.2パーセント
・大阪府常勤転職率:14.3パーセント
こちらも公益社団法人 日本看護協会の統計によりますが、都会の医療機関の看護師の転職率の高さが分かります。
都会の医療機関ならば、病院が数多くあることもあって、転職する機会も多いと言えるでしょう。
入院施設をもたない病院やクリニックなど、夜勤や介助の少ない職場を選択してみるのも1つの方法ではないでしょうか。
面接で、体力に不安があることや、それでも看護師を続けたいことを前向きに話せば、転職に不利になるというようなことはありません。
平均勤続年数から見ても、看護師の転職は他の職種よりも柔軟であると考えられますし、質問者様のような経験豊富な看護師ならばきっと病院側も受け入れたいと思うことでしょう。