看護師の夜勤が不妊の原因になるというのは本当?

質問

Question

看護師歴9年目、30代の女性です。

結婚して10年になりますが、未だに子どもができません。
原因を調べていたところ、夜勤が不妊の原因になるらしいことを知りました。

本当に夜勤は不妊の原因になるのでしょうか。

回答

Answer

お子さんを望むにもかかわらず、授かることができない現状はつらいですね。
結婚10年ともなると尚更でしょう。

夜勤と不妊の関係ですが、両者の関係は未だ明確になっていません。

ただし、海外で行われた一部の研究では、夜勤を行うことで不妊になるリスクが向上するという結果が得られているようです。

とはいえ、これらの研究結果がまだ確かであることが認められているわけではありません。

したがって、不妊になるリスクが高まるかもしれないという理解にとどめたほうがよさそうです。

実際に、夜勤をしても多くの方が妊娠している事実からわかるはずです。

もし夜勤と妊娠の関係が心配ならば、仕事をセーブするなどの対応を取るとよいかもしれませんね。

夜勤は不妊のリスクを高める可能性がある

現在、看護師の不妊と夜勤の因果関係に関する研究において、研究結果に共通していることは、夜勤による生活リズムの乱れが、妊娠に悪影響を及ぼすということです。

とはいえ、まだ現時点では夜勤が不妊の原因となることが科学的に立証されているわけではなく、看護師の勤務体制全般を見ると夜勤以外にも不妊の原因となり得る不確定要素が非常に多いのです。

あくまで可能性として捉えておくとよいでしょう

気になる方はワークバランスを見直しましょう

現在のところ、夜勤は不妊の原因になるとは言い切ることができません。

しかし、身体や精神に与える影響が大きいので、不妊と全く関係がないとも言い切れません。

夜勤と不妊の関係が気になる方は、そのほかの不確定要素も含めた不妊の要素を取り除くために、ワークバランスを見直すとよいかもしれません。

夜勤のない職場に移る、パートタイムの勤務に切り替えるなど、時には大きな転換が必要になることもあるかも知れないのでご主人と相談して妊娠への取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。

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