看護師のリーダー業務から得た学びはキャリア形成に役立つ?
質問
Question30代前半で4年目の看護師です。
最近リーダー業務に入るようになったのですが、人間関係の構築ができておらず、医師からの指示受け・スタッフへの指示出しがなかなか上手くい来ません。
いずれは専門看護師を目指しているのですが、リーダー業務に悩んでしまって勉強も手につかない状況です。
リーダー業務にどのような意味があるのでしょうか?将来的なキャリア形成に役立つのか教えてください。
回答
Answer専門看護師を目指していらっしゃるのですね。
ならば勉強も忙しく、リーダー業務に伴う負担をもどかしく思っていることでしょう。
リーダー業務は看護師のキャリア形成という視点から見ると、確かに役立たないように見えるかもしれません。
しかし、業務を行っていく上で、要領の良さや優先順位など判断力や決断力を養うことができる業務内容です。
これは看護師が仕事を行っていく上で非常に大切な内容です。
よって、リーダー業務が直接的なキャリア形成に役立たなくても看護師として仕事を行っていく上で重要なスキルを養ってくれるものと言えます。
全体を見る力を身につけることにも繋がる
看護師として仕事をしていく中で、どうしても個人で仕事を行っている感覚になってしまいがちです。
チームとは言いますが、個人での仕事のように思える内容が多いためです。
しかし、リーダー業務を行うことで、全体を見ることができます。
全体を見た上で、どのように指示出しを行っていくかなどの状況判断ができるようになるのです。
客観的に仕事を捉えることができるようになる
自分が看護師として仕事をこなしている際は、自分の業務に集中してしまいます。
それが悪いことではありませんが、客観的な視点を持って、仕事を冷静にこなしていく状況になっていない可能性があります。
リーダー業務を行うことで、客観的に仕事を見ることができるようになります。
自分が指示を受けて仕事を行うのではなく、自分が指示を出す側になりますので、その分仕事を客観的に見ることができるのです。
こういった経験をしておくと、仕事をいろいろな角度から見ることができるようになり、看護師としての幅が広がるという効果が期待できます。