男性でも訪問看護師になれますか？

質問

Question

看護歴5年、病棟勤務の男の看護師です。

最近訪問看護に興味を持つようになったため、訪問看護師に転職しようと考えています。

しかし同じ看護師の友人から聞いた話では、訪問看護の現場では男性は敬遠される、ということでした。

それでも訪問看護師として働きたいと思っています。
男性看護師でも訪問看護師として働くことは可能でしょうか？

回答

Answer

男性看護師でも訪問看護を提供するご家庭には主婦の方がいらっしゃるケースも多いため、同性同士のほうが話しやすいという考えから女性の看護師が多いという見方もできます。

ただ訪問看護には力のいる作業も少なくありません。
入浴介助はその典型でしょう。

訪問看護の利用者様が大柄な男性であれば、女性看護師だけでの入浴介助はかなり大変なはずです。

そういった場合に、男性看護師の持ち味が発揮されるでしょう。

また単なる力仕事要員というだけでなく、男性看護師ならではの優しさのある訪問看護が評価されることもあります。

訪問看護の分野だけでなく、多くの分野で男性看護師は肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。

男性看護師ならではの良さということは、力や体力に優れている、女性とはまた違った優しさや態度で患者様に接することができると言うことであり、それを“男性らしさ”と表現するならば、男性らしさに誇りを持つことは大切です。

看護師は女性がなるもの、というイメージはまだぬぐい切れていない感があります。

しかし同じ看護師という仕事をしている者同士なら、質問者様のように訪問看護の分野に興味が出てきたという気持ちも十分に理解できるはずです。

ですから自分が進みたいと思いがあれば、その気持ちを大切にしてください。

訪問看護ステーションによっては、在籍する看護師のうち3分の1程度が男性看護師というケースもあるようです。

そう考えると、訪問看護の分野は男性看護師にとっても将来性のある分野と考えることができるのではないでしょうか。

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