理想の看護がしたいと思うのは、ただの逃げでしょうか?

質問

Question

20代半ばで看護師歴4年目です。
現在病棟で勤務していますが、持たされる患者様が寝たきり状態の人ばかりです。

人と関わるのが好きで、自分の科隠語によって患者様に元気になってほしくて看護師を目指したのに、やっていることはおむつ交換やトイレ介助ばかりであり、大分理想とかけ離れた現実です。

やりたいことができない現状にも満足できておらず、退職を考えています。
理想の看護とかけ離れているということで退職を考えるのはただ逃げているだけなのでしょうか?

回答

Answer

理想を追求する、これはどの仕事についても大切なことです。
質問者様は理想を追求する姿勢が強く、それだけに悩みも大きくなっているのでしょう。

しかし、看護師として経験4年目であれば、まだ看護と介護の違いというのが、体では分かっていないのではないかと思います。
もっと経験を積むことで、各々の重要性が理解できるようになります。

もう少し勤務を続けると見えてくるものがあるかもしれませんが、今はもっと理想の看護により近い環境に転職しても良いでしょう。

理想の看護を続けるための退職は理想追求・前進のための退職であり、逃げたことにはなりません。

看護における介護の重みは経験がものを言う

寝たきりの患者様への対応も、経験を重ねると変わってきます。
皮膚や表情の観察などからいろいろなことに気がつくようになります。
それが経験値ということですね。

しかしながら、質問者様のようにまだ看護師歴が4年の看護師にとってここまで到達することは難しく、看護師に抱いている理想の通りの仕事がしたいと思うのであれば、ほかの科に移ることを考えてもよいでしょう。

介護が嫌で看護師そのものを辞めてしまうと言うわけでなないですし、決して逃げたことにはなりません。

看護師の職場の変化も起こっている

高齢社会が進む中で、看護師の役割が変化してきつつあります。
例えば、施設関係が増えたり、在宅看護が増えたりしています。

そういったところで仕事を行うと、看護というよりも介護という感じにより近くなってしまいます。

しかし、介護福祉士にはできないことが看護師にはできるという専門性の高さによる強みがあります。
そうした場で看護師としての需要が高まっているのも事実です。

理想の看護を求めることは悪いことではありませんが、看護師には介護という一面もあるという認識をすることもまた重要でしょう。

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