消化器外科で働く看護師さんの仕事とは?
消化器外科に勤務する看護師の仕事先は主に総合病院など大きな病院になります。
消化器外科で治療する病気は食道、胃、小腸、大腸、肛門、肝臓などの消化器官全般に関わるものとなります。
中でも、食道ガンや胃ガンなどの手術が必要な患者様が主となっています。
手術が必要な所まで進行している患者様の苦痛は計り知れないものがあります。
看護師はそのような患者様の苦痛を和らげるためのケアをしていく必要があります。
過酷な診療科でありますが、患者様が病気を克服し元気になった姿を見る事でやりがいを感じる事ができます。
消化器外科の主な仕事内容
- 検査など
消化器系の病気は患者様自体に自覚症状のない事がほとんどです。
そのため、レントゲンやCT、内視鏡などを使って精密検査を行います。 - 手術の補助
手術に必要な物を準備したり、手術の補助をします。
また、手術前や後の患者様のケアや経過観察も大切なお仕事です。 - 患者様や家族の心のケア
手術が必要な患者様の場合には、そのご家族も不安な気持ちを抱えるものです。患者様だけでなくそのご家族にまで病気や手術の事を理解してもらえるように努力しなくてはなりません。
消化器外科で働く看護師の特徴
- 消化器外科に関する専門的な知識と経験が必要
消化器外科の専門的な知識と経験が必要になります。消化器系は患者様自身も症状がわかりにくい病気なので、患者様の少しの変化にも気づくことができる観察力が必要となります。
- 夜勤は避けられない
手術が行われるという事は入院する患者様がいるということであり、患者様を24時間サポートする必要があるため夜勤がある所がほとんどとなります。
求められる人材像
消化器外科は、人間が生きていく上で大切な部分の手術を行います。
消化器疾患は患者様自身もなかなか気づかない病気であるため、特に手術後の患者様の少しの変化も見逃さないような観察力がある人に向いています。
また、患者様は手術を受けるときには不安な気持ちになってしまうため、その気持ちを汲んで不安を和らげるための心遣いができる看護師が求められます。