新人看護師の育て方を教えて下さい
質問
Question看護師として4年目になります。
20代半ばで、今年からプリセプターとして新人教育に携わることになりました。
正直に言うと、私が新人教育をできる自信が全くありません。
どういったことを心がけていけばよいか、助言をお願いします。
回答
Answer初めてプリセプターをやるときには、自分に務まるかどうかとても不安になりますよね。
しかし、難しく考える必要はありません。
飾らずに質問者様が教わってきたことをそのまま伝えていきましょう。
少なくとも質問者様は4年目ということは、看護師として3年間勤めることができたわけですよね。
それを新人看護師に伝えればいいのです。
プリセプター制度で経験3~4年目の看護師がプリセプターに指名されるのは、新人看護師の気持ちが分かるから、そして相談しやすいからです。
それ以上のことは病院側も求めていません。
気楽に自然体で頑張ってください。
プリセプターが思い悩む時代
最近の傾向として、プリセプターをしたくないということで、プリセプターになる前に転職する看護師が増えてきています。
これは、新人看護師の早期退職の増加とも繋がってくるのではないかと考えられています。
プリセプターからしても、新人看護師に辞められるのが一番堪えます。
業務に支障が出ることはもとより、自分の教育が悪かったのではないか、自分のせいで辞めてしまったのではないかと自分を責めてしまうためです。
早期退職も割り切ることが大切
今の時代は1年以内に転職してしまうことも珍しくない、まずはこの事実に目を向けてください。
1年以内に転職することが珍しくないのであれば、プリセプターをして担当の新人看護師が早期で辞めてしまっても、今の時代はそんなものだと割り切ることができます。
もちろん、長く続く看護師を育てることがベストですが、今の時代がそうさせている部分もあります。
その点は、自分の力ではどうしようもないこともあるのです。
自分にできることは精一杯行っていき、その上でできないことはできないと諦めることが、精神的なゆとりに繋がります。