新人看護師の悩み。デキが悪いのは私だけ…?
質問
Question20代の看護師歴1年の女性です。
人事で突然急性期病棟に配属をされ、急変される患者様も多く毎日が緊急事態のような状態で、なかなか病態の勉強にまで着手する事が出来ません。
私の先輩はテキパキと状況を把握し対応しているのですが、まだまだ私は戸惑ってしまうケースが多く、一日の仕事だけでとても疲れてしまいます。
帰ってから勉強もまともに出来ない状態で、レポートを提出してもつき返されてしまいます。こんな毎日なので、寝ても疲れが体から抜けません。
ベテランの看護師さんに、新人の頃にこんなに上手くいかないのは自分だけなのか教えて欲しいです。
回答
Answer看護師というのは要領の良さを求められる職業ですから、とにかく毎日を『こなす』事が大切です。
これは決して人命やスキルを疎かにするという事にでは無く、自分の能力以上のスキルを求められても、今自分が出来る事を自分で決めてするという意味です。
そういう意味で、急性病棟においてはほとんどの看護師がうまくいかないという経験をするものです。
急性期病棟での勤務を20代で乗り切った経験は役立ちます
これは全ての看護師に言える事ですが、自分が「こんな仕事は辞めたい!」という悩みに直面した時には、他の看護師も同じ事を思っているものです。
質問者様はまだ20代ですから、過酷な仕事に直面した時に少なからず逃げたいと思う気持ちがあると思います。
まずは、看護師としての資質以前に、急性期病棟での勤務を乗り越える為の経験を積むべきです。
先輩の動きをよく観察する
その為には、先輩の動きをよく観察するようにして下さい。
先輩が何を考えてその行動を取っているのか理解をして観察することができれば、仕事のスキル向上につながります。
次に、急変の場は自分から進んで行うようにして下さい。
そうしなければ、急変時にどのような考え方で何をすれば良いのかが分かりません。
その前に準備として、モニターや呼吸器、救急カートなどに日頃から触れて使い方を覚えて下さい。
急変時は対応の早さが求められるので、急変時に何がどこにあって、どこに取りに走れば良いのか理解をしていれば、十分な仕事をすることができます。