新人看護師が知っておくべき、ターミナル期の患者様との関わり方
質問
Question病棟勤務2年目を迎えました。
今末期がんの患者様の受け持ちになっているのですが、自分の行っている看護ははたして患者様のためになっているのかどうか、疑問です。
新人看護師にありがちな悩みなのかもしれませんが、ターミナル期にある患者様とかかわる場合、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
教えてください。
回答
Answerターミナル期の患者様との関わり方が分からずにお悩みとのことですが、病棟勤務2年目では無理もありませんね。
まずは患者様の気持ちに寄り添ってください。
患者様が何を希望しているのかを受け止めて、そのうえで看護師としてできることをやる、というのがターミナル期を迎えた患者様への看護で重要なこととなります。
気を付けるべきことは、患者様が大切な人と安心して過ごせる時間や環境を提供してあげることです。
そのためには患者様の苦痛をタイムリーに緩和してあげることも、大事な仕事の一つです。
患者様のために何ができるか
自分のやっている看護が患者様のためになっているのかということは、ターミナル期を迎えている患者様に対して、どんな看護師であっても少なからず抱く疑問であると思います。
ただ、そういった悩みを抱える中で、目の前の患者様と向き合っていかなければなりません。
そんな時に軸となるのは患者様の個性だと思います。
患者様がどんな人で、どんな生き方をしてきて、何が好きで、どうやって最期を迎えたいのか。
そのことを本人から聞いたり家族から聞いたりして頭に入れておき、自分が看護師として患者様のために何ができるかを考えていきましょう。
寄り添う気持ちが大切
患者様をある程度理解で来たら、患者様の気持ちに自然と寄り添うことができます。
そうすると患様様にとって今なにが大切なのか、何をすべきかが少し見えてくると思います。
そうした中で末期がんの患者様なら、その苦痛の緩和は看護師としてできる大きな仕事の一つとなります。
寄り添いながら最期まで見届けられれば、悩みも解消されていくかもしれません。