手術看護認定看護師
手術看護認定看護師に求められる能力は、患者様の病状回復を目指し、手術本番までにしっかり寸分の狂いなく機材などを用意することのできる能力です。
難しい名称の機材も多いため、ひとつひとつの機材の用途を記憶しておく必要があります。
そしてなにより大事なことは、チームとの結束力です。
手術を何度も行うことで、お互いに尊重し合い、協力し合い、成長をしていくことが必要です。
看護師業務への活かし方
手術看護認定看護師の役割は、患者様の手術がより迅速に行えるようにするための手術室の環境作りと、患者様の身体の構造を最大限に生かし、体力の消費を最小限に減らせるようにし、そして患者様の復帰をサポートしていくことなどが役割です。
患者様の数が増えていく中で、より専門的な知識を兼ね備えた認定看護師の養成は大きな課題でもあります。
後進となる手術看護認定看護師の養成に力を注ぐことも大切な役割の一つなのです。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 保健師、助産師、看護師のどれかの免許を保有している事
- 実務経験5年以上、内3年以上は透析看護分野での経験がある事
- 手術看護の仕事において、機械出しや外回り看護師の実績がある事
- 認定看護師教育課程を修了している事
- 認定審査に合格する事
取得に向けての勉強方法
勉強方法としては研修学校で用いられるテキストや医学書に加えて、雑誌の「オペナーシング」などを読むと実際のオペ現場のこともよく分かり、面接などでも役立つことでしょう。
手術看護認定看護師の大変さとやりがい
手術看護認定看護師として医療に携わる中で、大変さもやりがいも両方感じられるはずです。
手術看護認定看護師の数はまだまだ多いとは言えない状況であるため、手術看護認定看護師であるということは貴重な存在でもあるということです。
ですから病院の中には、手術看護認定看護師の項目を公式サイトに設けるなど紹介に積極的なところもあります。
そういった背景も、自分の自信ややりがいへとつながってくるでしょう。