慢性心不全看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師は、慢性心不全の看護分野の知識と経験を持つ看護師です。
認定看護師は、医療の最前線で活躍しなければなりませんので日々進化する医療への受け入れ体制が必要となります。
専門的な知識だけでなく経験も必要になる大変ですが非常にやりがいのある仕事となります。
また、患者様だけでなくそのご家族もサポートする必要があります。
看護師業務への活かし方
慢性心不全は症状が増悪と緩和が繰り返されるという特徴があるため、安定期・増悪期・終末期に応じた看護が必要です。
それをより的確に行うことで患者様の治療に役立てることが、慢性心不全看護認定看護師の役割です。
また、喫煙、食べ過ぎ、塩分の摂り過ぎなどの増悪因子を改善するため、患者は抵抗を示すことも多いです。
それをいかに和らげるかを考えていくのもこの資格が活きる場面です。
看護師業務への活かし方
資格取得の条件
- 実務研修通算5年以上
- 通算3年以上心不全患者の多い病棟での看護実績を有する事
- 心不全の増悪器から回復期にある患者の看護を5例以上担当した実績がある事
※現在心不全患者の多い循環器系病棟か外来、在宅ケアで勤務している事が必要となります。
取得に向けての勉強方法
数多くある認定看護師の中でも、慢性心不全看護認定看護師はまだまだ黎明期であり、取得者が少なく浸透していない資格です。
そのため、必修マニュアルや問題集、過去問などが出回っていないため、研修で用いるテキストを用いて、王道的な暗記方法や学習方法を行うほかありません。
手探りで進めることになるため、いかに自分の苦手なところを解消していくか、などの基本に忠実な試験勉強のみが頼りとなります。
慢性心不全看護認定看護師の大変さとやりがい
慢性心不全看護認定看護師は、心臓のポンプ機能が低下して身体全体に酸素や血液が上手く流れていかない病気の人の回復サポートや予防を行います。
専門的な知識や経験が必要となりますし、それだけではなく患者様が自分らしい生活をできるようにサポートするため苦労することもあるでしょう。
ですが専門的な知識がないと出来ない仕事になりますので、やりがいは充分ありますし、医療現場の中でも欠かせない存在となるでしょう。