心臓血管外科で働く看護師さんの仕事とは?
心臓血管外科の看護師は手術介助を担当するため、心臓や血管の疾患における手術知識が増え、その疾患そのものについての知識量アップも見込めます。
またチームで働くということがより多くなってくるため、チームの中でどう立ち回るのかを考えていく必要があります。
主な仕事内容
- 手術介助
心臓血管外科が対応する疾患に対して手術を行う際、手術介助を担当します。 - 集中治療室での看護
場合によっては、術後は集中治療室でのケアということになるため、そこでのチーム体制による看護も心臓血管外科の看護師の仕事です。
心臓血管外科で働く看護師の特徴
- 迅速かつ正確な動き
外科手術ではただ医療器具を執刀医に渡すというだけでなく、どのタイミングで執刀医が医療器具を必要とするのかを的確に判断しながら渡していかなければならないため、迅速で的確な動きが求められます。 - 集中治療室という環境
集中治療室で業務を行う場合には、病棟看護師とも協力していくため、協調性なども磨かれていきます。 - オン・オフがはっきりしている
オペ室での勤務も多くなるため、病棟看護師などと比較するとオン・オフがはっきりとしている場合もあります。
求められる人材像
外科手術の成功にはチームでの協力が欠かせません。
そのため周りと協力することの大切さを今一度考える必要があります。
また手術介助を問題なくこなすことができるスピード感や判断力といったものも、高めていかなければなりません。
そして理学療法士や病棟看護師といった面々とも関わることになるため、より広い視野を持ちながら協力していくことができる看護師が求められています。
転科などにより心臓血管外科を初めて経験する場合には、心臓血管外科で診ることになる先天性心疾患、大動脈瘤、心筋梗塞といった疾患について改めて学ぶのもいいでしょう。
またそれらに適用される冠動脈バイパス手術、血管再生医療などにも注目し、より多くの知識を得ていきましょう。