心臓リハビリテーション指導士
最近、心臓リハビリテーションが持つ役割というのもだんだんと変化しています。
考え方の変化によって主に再発予防が目的とされるようになり、それを実現するために心臓リハビリが行われていきます。
心臓リハビリテーション指導士にとって求められるのは、まず心臓リハビリという分野への関心の高さです。
そして以前からリハビリに携わっていた方であれば、それによる適性も考えられます。
看護師業務への活かし方
病院によっては、病院の公式サイトなどで心臓リハビリテーション指導士の資格を持つ看護師がいることをアピールしている場合もあります。
ですから資格取得後は、新たな強みを持った看護師として新たな一歩を歩むことができるのです。
心臓リハビリを行う場合にもチーム体制が敷かれることとなりますが、そのチームの中で心臓リハビリテーション指導士としてのポジションを確立することも可能になるはずです。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 医師、看護師、理学療法士など10の資格の中で、1つ以上の資格を持っていること
- 講習会を受験する年に受けていること
取得に向けての勉強方法
勉強のためには公式テキストの「心臓リハビリテーション必携」による学習を軸に据えて学習を進めましょう。
この資格における古典的な参考書といえば南江堂の「狭心症・心筋梗塞のリハビリテーション」です。
この他、最近ではFacebookの『心臓リハビリテーション指導士の勉強ノート』のページが手軽に見ることができ、勉強のポイントや参考書籍を知るために役立ちます。
心臓リハビリテーション指導士の大変さとやりがい
心臓リハビリテーション指導士の資格を取得した方の中には、以前からリハビリの分野で活動していた方も多いかもしれません。
しかしそういった場合でも、心臓リハビリテーション指導士となることによってやりがいが変わってくることもあるでしょう。
あまりまだ知られていないので、関心の低さに苦労するかもしれません。
しかし心疾患などを経験された患者様が、自分たちが心臓リハビリに関わることによって社会復帰されるとなれば、そこで得られる気持ちは言葉には言い表せないほどに大きなやりがいとなります。