家族療法カウンセラー

家族療法カウンセラーになるには、アドラー式の家族療法カウンセリングの理論を学び、プロカウンセラーとしての実力を養成する資格取得講座を受講後、本試験に合格することが必須です。

家族療法カウンセラー資格は一般財団法人JADPが認定するもので、オーストリアで活躍した精神医学者のA・アドラーの理論に基づいて、高度なカウンセリング技能を持つことを証明するものです。

医療現場においてますます家族の関係が複雑化し、サポートが切実になっている現在、患者様やその家族のメンタルケアを行うことができる存在は重要と言えます。

看護師業務への活かし方

核家族化や家族関係、親戚関係が希薄化する現代において、患者様の家族関係や力関係を知ることは、より適切な看護のために重要となっています。

病気の人間が家族から出るだけでも患者様本人や家族にとって大変な心の負担となります。

日頃から家族内でのコミュニケーションが図られていない家庭では、なおさら患者様本人の看護や介護、退院に向けた方針も困難を極めます。

この資格を取得することで、患者様や家族の気持ちを汲み取るヒントを得やすくなり、看護師の立場からより手厚いメンタルケアを提供することができます。

資格取得に向けて

資格取得の条件

  • 一般財団法人日本能力開発推進協会が指定する認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了すること
  • 認定審査に合格すること

取得に向けての勉強方法

通信教育が可能な家族療法カウンセラー資格取得講座によって試験準備をします。

イラストが満載されたテキストを使って知識ゼロからでも資格取得を目指せます。

カウンセリングの実態が理解できる実例豊富なDVDがあるのでプロカウンセラーのスキルを習得できます。

臨床心理士監修のカウンセリング体験も3回受けられるのでマンツーマン指導を受けることが可能です。

家族療法カウンセラー資格保有看護師の大変さとやりがい

家族関係にスポットを当てたカウンセリングスキルを身につけることで、患者様とその家族のメンタルケアをより一層充実させることができます。

国の方針として早期退院や自宅療養が推奨される流れがあり、一方で家族側の医師としてはそれを望まないこともあるため、その点の折り合いの付け方などで苦労する点はありますが、家族関係のポイントを掴むことで治療中や退院後の患者様の介護がスムーズに行えるよう手助けができます

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