家族支援急性重症患者看護専門看護師
家族支援急性重症患者看護専門看護師が、専門看護師として登場したのはまだほんの最近の事です。
2008年に誕生したばかりなので家族支援急性重症患者看護専門看護師の数は少ないのが現状です。
この分野では、病気を患う患者様の家族を支えます。
医療は本人のケアももちろん大切なのですが、そのご家族をも支える事で家族が患者様をより支えてあげられるように支援していきます。
看護師業務への活かし方
急性重症患者様は、患者様自信はもちろんのこと、ご家族の精神状態は非常に不安定となっています。
そのため、ご家族を支えていく家族支援急性重症患者看護専門看護師は、とても重要な存在と言えます。
また、患者様がなくなった際にはグリーフケアを行うのも大切な仕事です。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師免許を取得している事
- 家族支援急性重症患者看護専門看護師になるための教育課程が設置されている大学院などに進学し、教育課程を修了する事
- 実務経験が5年以上ある。その中でも家族支援急性重症患者看護の分野で3年以上の経験がある事
取得に向けての勉強方法
まだ歴史が浅い家族支援急性重症患者看護専門看護師の教育課程を受ける事ができる大学院は少なく、実際に取得している看護師も少ないので勉強のコツと言えるものが定かではありません。
また、有効な参考書や問題集も存在しません。
そのため、勉強は教育課程で用いられるテキストのみとなります。
家族支援急性重症患者看護専門看護師の大変さとやりがい
家族支援急性重症患者看護専門看護師は、病気の直接的な治療ではなく間接的な心の支えを行うお仕事です。
人の心に寄り添うという事は自分の心の負担ともなり大変ですが、患者様だけでなくそのご家族の頼れる存在となる事ができます。
誰かに頼られる存在という事は、看護師として働く上でとても大切な事なやりがいを感じることです。
また、まだこの資格を取得している看護師はごくわずかであるため、職場で重宝されることもやりがいにつながるでしょう。