妊娠の為に病院を退職しました。失業保険は受給できますか?

質問

Question

もうすぐ三十路で看護師歴は7年です。

初めての出産のため、勤めてきた職場を退職する予定です。
退職をした後、失業保険の給付金を受けたいと考えています。

ですが、そのような例は身の回りでは聞いたことがないため、給付金がもらえないのではないかと思っています。

出産という理由で退職をした場合、失業保険の受給を受けることは可能なのでしょうか?

回答

Answer

質問者様のようなケースですと、失業保険の受給資格がないということになります。

失業保険の受給資格として「働く意思」と「求職活動への積極的な姿勢」があります。

妊娠が退職の理由になったとしても働く意思をお持ちの方は多いでしょうが、失業保険の仕組み上は働けないと見なされるのです。

ですが失業保険の場合、「受給期間の延長」が可能になります。

その手続きをすれば、出産後に失業保険を受給することもできます。

失業保険は働く意思がある人にだけ給付される保険

まず、失業保険というのは国から出してもらっているということを頭に置きましょう。

再就職の意思のない人に、ただお金を渡しているだけでは良い使い方をしてもらえるかもわかりません。

そのため、あくまでも働く意思のある人にのみ、失業保険の給付金は配られます。
それはある意味、受給資格者と国との間の約束金のようなものです。

出産を理由に退職をする方は、すぐには働くことができません。

「出産6週間前から出産後8週間の女性は働いてはだめ」という法律が日本にはあるからです。
だからこそ失業保険の受給資格がないのです。

出産後に失業保険を受給することが可能

質問者様が無事に出産を終え、家庭が安定してきたら、働く意思が生まれてくることと思います。

そうすると働く意思があるとみなされ、失業保険を受給することができます。

しかしその金額は決して多いものではないので、できる限り早い段階で再就職をすることが望まれます。

前職の退職日から半年前までの間に貰った収入の半分よりやや多い金額が支給されることになります。

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