嚥下トレーナー
嚥下トレーナーは、NPO法人摂食介護支援プロジェクトが認定する資格で、歯科衛生士・看護師・准看護師の有資格者が、認定を受けることができます。
その主な役割は、摂食・嚥下機能の知識や技術を活かして、摂食・嚥下障害に困っている方や、その介護者を支援することです。
間接訓練・直接訓練・嚥下観察・食事介助を通して、食事という生命の維持、生活に欠かせない行為に不自由を感じている方へわかりやすく、根気強く教える姿勢が求められます。
乳幼児から高齢者まで世代を問わずに指導することから、幅広い患者様に対応するためのコミュニケーション能力も必要でしょう。
求められるもの |
今から磨いておくべきスキル |
---|---|
|
|
嚥下トレーナーの大変さとやりがい
嚥下に関する専門的な知識や技術を習得し、観察のポイントを理解していても、常に問題を把握し改善するためには、試行錯誤しながら患者様やそのご家族に関わることになるでしょう。
日々の研鑽と経験が必要になってきますし、その中でコミュニケーション能力が何より求められます。
幅広い年齢層の患者様へ直接指導を行う役割を担うため、わかりやすく根気強くそれぞれの患者様に合わせた指導を行うことも重要です。
また、周囲のスタッフに正しい知識や技術を伝えることも、嚥下トレーナーの役割です。
嚥下トレーナーになって良かったと思える瞬間はたくさんあります。
例えば病気や年齢のせいで食べることを諦めていた方が訓練で再び食べられるようになった時には、患者様とともに達成感を感じることができるでしょう。
食事を行えるようになったことで、患者様が生き生きと生活されるようになった実感を近くで感じられることもあると思います。
その体験は大きなやりがいになるはずです。