受胎調整実施指導員
受胎調節実施指導員として認められた場合、受胎調節に関して実施指導を担当することになります。
実施指導をする側の育成も重要な課題となっていますので、その課題を真摯に受け止め、今後の医療につなげていくといった意思を持つことが重要です。
受胎調節実施指導員となるうえでの講習は、各都道府県で異なります。
講習後申請を行い、免許の交付という流れになります。
看護師業務への活かし方
受胎調節実施指導員として認められることで、活動の場は広がると考えられます。
昨今の日本では、少子化という問題へ大きな関心が集まっていますが、その一方で人工妊娠中絶の繰り返し、若年世代での性感染症といった問題も指摘されています。
だからこそ、受胎調節実施指導員が正しい知識を広めるということが大切になってくるのです。
こういった背景がありますので、受胎調節実施指導員の場合、病院以外でも学校などで活躍することがあります。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 保健師、助産師、看護師のうち、どれか一つの資格を有していること
- 規定の講習を終了すること
取得に向けての勉強方法
この資格に筆記試験はなく、講習を受ければ取得が可能です。
それだけに安易な姿勢で学んでしまうことも少なくないのですが、それではただの肩書きになってしまい、なんの意味もありません。
本当に使える資格として取得するためにも、講習は積極的な姿勢で学習していきましょう。
受胎調整実施指導員の大変さとやりがい
避妊や性の問題については、恥ずかしさという気持ちが先行するあまり、きちんとした知識を身につけられないまま大人になるということもあります。
しかしそれでは、望まない妊娠という結果に結びつきかねません。
そのようなことのないように、受胎調節実施指導員の方は活動をしています。
受胎調節実施指導員としての活動をすることで、学生との関わりを持つ機会もあるでしょう。
そのような時、今までとは異なるやりがいに、あなた自身も気づくことができるかもしれません。
仮に、それまで高齢者の方が多い病院で看護師をしていた場合には、新鮮味も感じることができるでしょう。
指導に対しての大変さももちろんあるでしょうが、場数を踏んでくことでより内容の優れた指導をすることができるでしょう。