医療環境管理士

医療環境管理士は、感染予防のスペシャリストとして、病院や介護施設などの医療・介護分野で注目を集めている資格です。

一般社団法人医療福祉検定協会が認定する民間資格です。

求人などでは医療環境管理士としてのものはほとんどありませんが、採用後にこの資格が必要な部署に配属される傾向にあります。

また、病院や介護施設内で感染予防の対策員会などを任されることもあり、多くの医療従事者が取得を目指しています。

病棟や外来、オペ室など看護部の職場では、感染予防は最も重要な業務のひとつとなります。

つまり、医療環境管理士の資格を取得していることで、感染予防委員会などを任されたり、感染予防のマニュアルを作成したり、重要なポジションに就くことができる可能性が広がります。

その結果として、将来的な管理職に繋がることもありますので、ステップアップの資格として役立ちます。

・年齢・経験等の制限はなく、受験可能

教材が一般社団法人医療福祉検定協会にて販売されていますので、それで勉強することができます。

また、教科書で勉強していく中で、勤務先の現状と照らし合わせて考えていくと、より効果的な勉強に繋がっていきます。

院内での委員会活動も、感染予防関係のものに変更してもらうと、より興味を持つことにも繋がり、勉強がしやすい環境になります。

医療環境管理士は、感染予防という病院や介護施設内で最も重要なことに携わる資格です。

感染予防対策をきっちりと行っていなかったために感染症が流行れば、病院の管理不備を問われ、病院の責任になってしまいます。

しかしながら、実際に感染予防に関して完璧にできている病院は少ないです。
自分が医療環境管理士として勤務することで院内の感染予防に関する認識が変わっていくかもしれません。

病院を変えることができる資格かもしれないというところに、大きなやりがいを感じることでしょう。

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