医師国保のメリット・デメリットは何?
質問
Question30代前半の女性看護師です。
看護師として10年のキャリアがあります。
現在の職場は社保完備なのですが、今度転職を考えている職場では医師国保になるそうです。
医師国保のメリット・メリットを教えてください。
回答
Answer医師国保のメリットは保険料が安いこと、給与が上がっても保険料が上がらないことです。
デメリットは、国民健康保険に自分で加入するケースが多いこと、出産時や傷病時の手当金がないこと、扶養家族が増えるとその分保険料が上がることです。
こうやって書くとデメリットの方が多くなりますが、とにかく安いという点ではメリットが大きい保険です。
単身者であり、結婚等の予定がまだないのであればお勧めできる保険です。
医師国保はどういうところが多いの?
医師国保は従業員が10名未満の小規模な事業所で加入ができるものです。
また、医師国保という名前の通り、医師でなければ加入できません。
となってくると、医師国保に該当するところは、クリニックが多いということになります。
質問者様が転職を考えているところがどういったところか分かりませんが、今後医師国保を気にするのは、基本的にはクリニック限定で考えれば良いと思います。
医師国保のメリットは加入者だけではない?
医師国保は経営者である医師が加入し、そこに従業員が加入していくことになるものですが、社会保険と違って経営者のメリットというのは、保険料を折半しないことです。
社会保険の場合は、会社が半分を負担しています。
それが、医師国保の場合は、経営者側の負担が一切ないのです。
こうなると、加入者にとってメリットがないように思うかもしれませんが、医師国保は医師でないと加入できないため、安い保険料で加入するためには医師国保に加入している医師の下で勤務することが必要になるのです。
医師国保の加入権を得られるということです。
しかし、厚生年金はなく、国民年金に自分で加入することになり、将来的な年金額は少なくなってしまいますので、注意が必要です。