公立病院には公務員試験があるというのは本当?
質問
Question30代前半の女性看護師です。
看護師歴12年で、公立病院へ転職したいと考えています。
しかし、公務員試験を受けないといけないという話を聞いたことがあります。
本当なのでしょうか?
本当ならどういった対策をしていけば良いのでしょうか?
回答
Answer公立病院には公務員試験はありません。
看護師採用試験に合格すれば採用されます。
しかし、実際には不採用になる確率は民間の病院より高く、狭き門になっています。
公立病院の場合は、例えば市民病院であれば、〇〇市の全ての病院での共通試験となります。
そして、採用が決まるとその中のいずれかの病院での勤務となります。
基本的には選択できません。
その共通試験という仕組みが公務員試験という感じで捉えられているのではないでしょうか。
もしいきなり正社員として勤務することが難しければ、準社員から始めるという方法もあります。
難しいのは倍率が高いため
公立病院は、採用が難しく合格しにくいという認識があるかもしれませんが、実際には試験が難しいのではなく、倍率が高いために採用されにくい、というだけです。
確かに民間病院には筆記試験自体がないところが多いですが、公立病院の採用試験も筆記試験というよりは適性検査という表現が適している内容です。
最終的には、経歴や面接時の印象などが採用されるかどうかに大きく影響します。
準社員として勤務する
いわゆる契約社員として勤務する形態です。
公立病院は4月採用が殆どであるため、例えば9月に入職したいという場合に準社員として就職するケースがあります。
また、正社員としての採用試験に落ちた人や、転勤不可の方もこの働き方を選択します。
そして、正社員の試験も受けることができるのですが、実は準社員から正社員はなかなか難しいものがあります。
もうすでに採用しているということもありますので、新たに正社員の採用試験を受ける看護師を優先する傾向があります。
正社員を本気で希望するのであれば、準社員としての勤務はせず、正社員試験を受けることをお勧めします。