公的機関ではたらく看護師の仕事を徹底リサーチ
国立病院や市役所、保健所、国公立の学校など国や地方公共団体が運営しているのが公的機関です。
公的機関で働く看護師は公務員という扱いになります。
公務員は、安定した給与がもらえ、突然のリストラがなく、不景気に左右されることなく規定の賞与ももらえる点が利点です。
いつどうなるかわからないという不安を持たずに、長く続けられる職場を探している方にはおすすめです。
公的機関での主な仕事内容
- 国立病院での仕事
一般病院とほぼ同じ内容の仕事です。
医師の医療介助、採血や患者指導などありますが、医師や看護師の数は患者数に対して規定があるので、比較的ゆとりのある看護体制となっています。 - 市役所や保健所での仕事
保健師と一緒に仕事をすることが多く、地域住民の健康管理や指導、予防接種や病気の予防など住民に直接関わっていく仕事です。 - 国公立の学校での仕事
学校の保健室で働く仕事です。
けがの応急処置や衛生指導、予防接種、健康相談などが主な仕事です。
公的機関で働く看護師の特徴
- 安定した給与
長く働けば働くほど給与が上がっていきます。
賞与や退職金なども規定があるので、安心です。 - ゆとりのある看護体制
患者数に対して医師や看護師の数が決まっているので、比較的ゆとりがあります。
また、新人教育などのプランもしっかりしています。 - 残業が少ない
病院で働く場合は、残業がある日もありますが、他の病院と比べれば少ないと言えます。
市役所や学校などで働く場合は、残業はほとんどありません。
求められる人材像
公務員として働くので、責任感があり、常識的にきちんとした人、探究心や向上心、チーム医療のための協調性が求められます。
看護師の資格があれば応募資格がありますが、保健所などで働きたい場合は、保健師の資格を持っていると就職しやすいです。
看護師から保健師へのキャリアアップを目指している人にもおすすめです。