健康運動指導士
生活習慣病などへの対策が本格化されるにあたり、二次的な予防として健康づくりへの意識を高めるための専門家が必要だと考えられています。
その専門家というのが健康運動指導士なのです。
健康運動指導士は運動プログラムを作成したり、健康づくりについての指導をしたりしますので、適切なプログラムを作成する能力や人にわかりやすく教えるという能力が求められるでしょう。
看護師業務への活かし方
健康運動指導士の活躍するフィールドには、フィットネスクラブや病院、介護福祉施設、保健所などが挙げられます。
そうやって考えてみると、看護師が健康運動指導士の資格を持つことにはメリットがあると言えるのではないでしょうか。
生活習慣病予防というのは、今後さらに国家的な力が注がれていくことになるはずです。
そんな中で、健康づくりのプロフェッショナルと言える健康運動指導士は一目置かれる存在になっていけるかもしれません。
健康づくりに対する知識を高めるためにも、有意義な資格と言えるでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 保健師や管理栄養士の資格を持っている方
- 看護師や理学栄養士などの資格を持っている方
- 4年生体育系大学を卒業した方
- 以上の資格を持っている方に許される講習を修了すること
- 認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
講習ではテキストを受け取ることができますので、それを活用していきながら、試験合格を目指していきましょう。
ちなみに、健康運動指導士の試験では過去問からは出題されない傾向があるので、過去問で勉強するのは意味がありません。
模擬試験や問題集で練習を積みましょう。
健康運動指導士の大変さとやりがい
以前は歩行器なしでは歩くことができなかった方が、健康運動指導士のアドバイスにより歩行器なしでも歩くことができるようになったといったケースに遭遇すると、大変なやりがいを感じられるはずです。
健康運動指導士によって仕事内容も変わってくるので大変かもしれませんが、生活習慣病の予防に関しての仕事だけでなく、こういった歩行へのサポートといった仕事に携わることもあるのです。
またもしフィットネスクラブで働くとなった場合、以前とは違った環境の中で、新鮮味ややる気といった部分もアップしてくるでしょう。