保育士
保育士になるには、筆記試験(マークシートによる択一式)に通過後、表現に関する実技試験に合格することが必須です。
保育士は、保護者の代わりに長時間子供たちとともに過ごし、保育指導を行う児童福祉の資格です。
子供が好きなことが大前提となるだけではなく、成長途中の子供たちを相手に気力も体力も必要となります。
子供たちと日々、喜怒哀楽を分かち合い、ともに成長して行こうとする姿勢が求められます。
看護師業務への活かし方
小児科外来や小児科病棟のほか、保育所や幼稚園でも看護師需要が高まる中、保育士の資格から子供とふれあうことができる看護師は仕事の幅をさらに広げることができます。
とくに小児がんなどで長期入院を余儀無くされている子供たちに対して、子供の心をつかみ、より愛情を持った表現で接することが見込まれます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 社会福祉系学部などの幼児教育関連の学科を持つ大学や短大、もしくは保育士養成専門学校を卒業していること
- 大学での単位修得の要件を満たしている場合、保育士試験に合格すること
- 保育士として活動するには都道府県登録が必要
取得に向けての勉強方法
保育士は独学で合格を狙える試験ですが、テキストや問題集を淡々とこなせる忍耐力が必要です。
ペースメーカーとして通信講座を利用すると、充実したテキストを手にできるだけでなく、添削もありやる気を持続しやすくなります。
小学校教諭や幼稚園教諭などの免許があったり、保育士試験の関連分野に詳しいときは、独学でも良いでしょう。
保育士資格保有看護師の大変さとやりがい
病院や施設で小児看護を主業務とする看護師にとって、子供の心の動きを的確につかみ、お絵描きや弾き歌い、読み聞かせといった実技も重視されるため、マルチな技能を身につけるのは大変なことです。
子供たちを相手にする看護は一般の患者様以上に大変ですが、喜怒哀楽をともにできることは人間としての成長も自分に与えてくれます。
また、国の宝とも言える子供たちの健康のために力を尽くすことは、大きなやりがいを与えてくれることでしょう。