体外受精コーディネーター
体外受精コーディネーターは不妊治療を行うクリニックなどで役立つ資格です。
生殖医療に対する知識を有し、不妊患者様の心理的、社会的問題を理解して対応することができる、スペシャリストです。
近年では不妊治療の需要が高まっています。
そういった中で、体外受精コーディネーターにも、より高度な技術が求められるようになっており、責任重大な仕事と言えます。
看護師業務への活かし方
体外受精コーディネーターを取得すると、不妊治療の専門クリニックで採用されやすくなり選択の幅も広がっていきます。
また婦人科で働く看護師も、体外受精コーディネーターの知識を持っておくと、アドバイスできることも増え、クリニック内での重要なポジションに就くことができるかもしれません。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 体外受精コーディネーター養成講座を3回以上受講していること
- NPO法人日本不妊カウンセリング学会の会員であること
取得に向けての勉強方法
受験資格の中に、基礎的な知識は有していることが前提となっていますので、不妊治療などを行っているクリニックなどでの実務経験が必要です。
その中で、より詳しい部分に関しては、参考書などでの勉強も行っておくとよいでしょう。
NPO法人日本不妊カウンセリング学会のセミナーでしっかりと知識を習得することも大切です。
とくに、実際に取得した看護師は体外受精コーディネーター養成講座などの勉強会を積極的に受けているようです。
体外受精コーディネーターの大変さとやりがい
非常に繊細な作業になりますので、集中力の持続が大変です。
また、不妊治療というデリケートな問題を扱うため、患者様への対応もより配慮をもって行う必要があります。
そういった中で、体外受精に成功した事例ができると、それが何よりも喜びになります。
それだけ専門性が高く難しい仕事と言えるでしょう。