介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護職員初任者研修とは、2013年4月にホームヘルパー2級が廃止されて新設された資格制度です。
ヘルパーの資格の入り口として位置付けられ、これまでのような在宅での介護中心から、在宅や施設にかかわらず介護職としての知識やスキルを求める資格となっています。
介護職員初任者研修にを取得するためには、介護職養成施設で通信講座または通学講座により座学や自宅学習とスクリーニングにより理解を深め、修了試験に合格することが必須です。
看護師業務への活かし方
高齢者や障害者など、介護を必要とする患者様が急増しているため、ヘルパー技術を身につけることで患者様のケアが適切かつ効率的に進めることができるようになります。
また、他の看護師や看護助手に的確な指示が出せるようになるためチーム医療の質向上に役立ちます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 受験資格に制限はなし
- 130時間の介護職員初任者研修過程カリキュラムを受講すること
- 89.5時間(約16日間程度)のスクーリングを経験すること
- 筆記試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
福祉関係の資格スクールに通学したり、通信講座で学ぶのが一般的です。
スクールでは独自テキストによるわかりやすい講義と、充実したスクーリングを通してヘルパーとしての基礎力を身につけます。
まだ設けられたばかりの資格であるため、合格率などは不明です。
しかし、スクールや通信講座でまじめに学んでいれば、ほとんど合格できるようです。
介護職員初任者研修資格保有看護師の大変さとやりがい
高齢化社会の日本において、介護を行うことは体力的に大変なことです。
しかし、介護職員初任者研修によって介護の基本を学んでおけば、多様化する看護業務に素早く対応することができます。
また、介護の観点から看護業務を見直せるので、看護にプラスして患者様や要介護者の立場に寄り添うことができ、そこからやりがいも生まれます。