人間ドック健診食生活改善指導士
人間ドック健診食生活改善指導士になるには、4日間の全プログラムを受講し、特定保健指導の際に食生活改善指導ができる専門的知識と技術を身につけることが求められます。
メタボリックシンドロームへの特定保健指導が厚生労働省によって定められた平成20年4月に生まれた新しい制度で、医療現場におけるよりより保健指導ができることを目的としています。
看護師業務への活かし方
日頃の生活習慣や退院後の在宅医療のためにも食生活の改善と運動の実施は健康な体作りに欠かせないポイントです。
食生活改善指導の知識やスキルを専門的に深めることで、特定保健指導を看護師の立場から行うことができます。
実際の現場で特定保健指導を行う際、看護師は一定の実務経験が必要となりますが、特定保健指導計画作成や実現について医師や保健師、管理栄養士とのスムーズな連携が期待されます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師や准看護師などであること
- 認定対象者は学会会員でなくても可
- 研修会は4日間実施され、31.5時間のすべてのプログラムを受講すること
取得に向けての勉強方法
日本人間ドック学会が主催する研修会に参加すれば、試験を受けることなく資格が認定されます。
研修プログラムは厚生労働省が定める食生活改善指導担当者プログラムをベースに実施されており、濃密な集中講義とグループワークを通して資格に必要な知識や技術をすべて学ぶことができます。
人間ドック健診食生活改善指導士資格保有看護師の大変さとやりがい
多くの人にとって、食生活を変えると言うことはストレスを伴うものであり、中にはなかなか改善を受け入れられない患者様もいます。
そのような患者様にいかに改善を受け入れてもらうか、という点での大変さがあります。
しかし、特定保健指導について健診分野、保健指導など多彩な視点から食生活と運動の大切さを患者様やそのご家族に伝えることよって、病気にならないため生活習慣を身につけてもらうことは看護師の役割を広げることになり、悦びややりがいも大きいと言えます。