交流分析士
交流分析士は交流分析のスペシャリストです。
交流分析はコミュニケーションをとっていく中で、自分自身を見つめ直したり、他者理解を深めたりするものです。
精神科の患者様に利用するケースもありますが、近年では企業内の研修ツールとしても活用されており、幅広い分野での活躍が期待されている資格です。
看護師業務への活かし方
看護師が交流分析士の資格を活かせる場所は、精神科や心療内科です。
精神保健福祉士や臨床心理士とともに、分析や検査を行っていく流れになります。
交流分析士は、精神科や心療内科の分野では、新人看護師の研修ツールの一環として役立てることができます。
よって、管理職や役職につくためのステップと1つとして活かせる資格でしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 初級、2級、1級とあるが、各々所定の講座を受講し、試験に合格すること
- 2級と1級を受験するならば、日本交流分析士協会の会員であること
取得に向けての勉強方法
講座に申し込み、講座を受講していく中で、実践的な勉強ができます。
また、職場でも交流分析で学んだことを上司に伝え、提案することで、勉強していることが身についていきます。
交流分析の実技だけでなく、背景なども書籍によって勉強していくことで、より交流分析の理解を深めることに繋がります。
交流分析士の大変さとやりがい
交流分析士は職場での研修等に携わることが多く、聞いている人にきちんと伝える説明能力等が求められます。
そして、交流分析を行っていく中で、問題点を把握し、フィードバックしていくことも大切です。
人間関係に関わる部分ですので、シビアな問題が見えてくることもあり、精神的にきつい思いをすることもあると思います。
しかし、交流分析を行っていく中で、部署内の人間関係が良くなった、退職者が少なくなったとなると、それが一番のやりがいに感じることができます。