ホスピスではたらく看護師の仕事を徹底リサーチ
ホスピスでは、末期がん患者を中心に緩和ケアやターミナルケアを提供します。
患者様や家族との信頼関係を築くことやじっくり関わることが必要な職場です。
専門性が高く、緩和ケア認定看護師を目指すことも可能です。
そのためキャリアアップを目指す看護師も多く在籍しています。
ホスピスの主な仕事内容
- 精神的なケア
末期がんの患者様やその家族への精神的なケアが重要です。
話しをよく聞くことで患者様や家族の希望を探ったり、信頼関係を築いていく必要があります。 - 痛みのコントロール
末期がんの場合、痛みのコントロールは大切な治療の一つです。
痛みを和らげるために使用する薬の量やその影響で意識や状態がどう変化するかを観察していかなければなりません。そして、痛みをコントロールすることで、家族との時間を少しでも多く持てるように支援していきます。
- 死後の処置
ホスピスでは死後の処置をする機会が多いと言えます。
家族とともに処置をしたり、死後に入浴させてあげたりするホスピスもあります。
ホスピスで働く看護師の特徴
- 患者様とじっくりと向き合う
精神面での関わりが重要となるホスピスでは、患者様や家族とじっくり向き合う必要があります。
精神的に辛い職場ですが、看護師としても人間としても成長できる職場です。 - キャリアアップできる
緩和ケア認定看護師を目指している看護師には最適な職場です。 - チームで関わる
医師や栄養士、カウンセラーなどチームで関わっていくため、多方面の知識が増えます。
これらの知識を今後の看護に活かしていくことができます。
ホスピスで求められる人材像
ホスピスで働くにはある程度の知識と技術、経験が必要となります。
看護師歴3年以上くらいしてからホスピスで働く看護師が多く、また病院側もそれを条件にしている場合も多いようです。
精神的にも辛い職場になりますが、患者様とじっくり関わりたいと思っている看護師や緩和ケアに興味のある看護師におすすめの職場です。