フットケア認定指導士
最近では、フットケア外来という文字を見かけることも多くなってきました。
そのように注目されているフットケアに関わっていく場合に気になるのが、フットケア認定指導士という資格です。
この資格を有する人に対しては、それぞれの現場において指導者的な立場になることも期待されています。
またこの資格は更新制であり、5年ごとの更新が必要です。
看護師業務への活かし方
フットケア認定指導士の資格を持つ看護師になることで、フットケア外来といった専門性の高い分野で重宝される存在にもなりえます。
フットケアという言葉の認知度はまだそれほど高くないですが、足に関するトラブルには身近なものがたくさんあります。
外反母趾や巻き爪といったトラブルは予防することも可能なため、その予防や靴選びについての助言もフットケア認定指導士の仕事となります。
また糖尿病などによる末梢神経障害に対しての検査も、フットケア認定指導士の仕事に含まれることがあります。
今後より注目が高まる可能性を秘めた分野でもありますから、今後の動向にも注目していきましょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 医師、看護師、準看護師などの資格のうち、いずれかを保有していること
- 上記の資格を生かした実務経験が3年以上あること
- フットケアの実務経験があること
- フットケア指導士認定セミナーを受けていること
- 日本フットケア学会の学会員であること
- 認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
フットケア認定指導士の試験は、認定セミナーの参考テキストから出題されるため、テキストによって試験対策を行います。
残念ながら過去問題集が発行されていないため、練習を積むことはできません。
ただし、過去問題のうち数問だけはホームページ上に公開されているため、参考として見ておくとよいでしょう。
フットケア認定指導師の大変さとやりがい
足のトラブルでお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。
足に問題があると、歩くという日常で多く行う動作について支障が出ることもあるため、フットケアというのもとても重要になってきます。
そんな大切な分野でフットケア認定指導士として働くということは、大変ではありますが意義のあることでしょう。
また看護師としてさらに成長していくためにも、こうした資格に注目していくことは大切です。