ドクターヘリ看護師の仕事
ドクターヘリの出動に同行する看護師は別名を「フライトナース」と言います。
119番通報をしてから病院で治療受けるまでの時間を少しでも短くするために導入されたドクターヘリでの看護師の役割は、救命医療の現場がほとんどであるため、冷静さや高い集中力が求められます。
現場で行われる初動処置によって多くの命が救えることになるため、作業の正確さやスピード、判断力が必要とされます。
ドクターヘリ看護師は医師が不在の状態でも現場に駆けつけ、必要な処置を行なえる特別な資格を持つ看護師のため、大きな責任が求められるでしょう。
求められるもの |
今から磨いておくべきスキル |
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ドクターヘリ看護師の大変さとやりがい
ドクターヘリ看護師は所定の勤務時間よりも早く出勤してきて緊急フライトに迅速に対応出来るよう、医療機材、薬、自分の持ち物、Dr.バックの確認を行わなくてはなりません。
またドクターヘリは天候に左右されるため、ブリーフィングでは通常の申し送り以外にもその日の天候や日没時間、フライト訓練のスケジュールなども確認する等、医療行為以外のヘリに関する知識も深めていかなければなりません。
日没時間を確認するのは夜間のフライトに必要な情報を共有しておくことが重要視されているからです。
また現場到着後から病院に搬送するまでの間には時としてドクターヘリ看護師が医師にかわって陣頭指揮をとる必要性があるため、看護師としてのスキル以外にも救命救急に必要なスキルを身につけ、災害やテロ発生時には混迷を極める現場で冷静沈着に行動出来る精神力も必要とされる大変な仕事です。
このようにタフな職業ですが、社会貢献度が高く、看護師以上の権限をもって医療行為にあたれることは、やりがいにも繋がっていきます。
命を救うため指示を待たずに判断をくだすことは大きな責任を持ちますが、それによって救えた患者様の存在が大きなやりがいとなるでしょう。