グリーフケアアドバイザー
グリーフケア・アドバイザーを持つ看護師、は日本人ならではの死別悲嘆に対する反応と悲しみを理解し、それを癒やすアプローチテクニックを通して、患者やその家族の悲しみをケアするお手伝いをします。
看護師業務への活かし方
グリーフケア・アドバイザー講座を通して身に付けられる悲しみを癒やすケア方法は実践的なものです。
悲嘆のプロセスや遺族の心情、予期による心痛など、遺される家族の複雑な悲しみを受け止め、看護師として適切なケアができるよう医療現場で家族とのコミュニケーションに利用できます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 2級(初級)認定講座については申請時に18歳以上であること
- 1級(中級)認定講座については申請時に2級講座の修了認定を受けていること
- 特級(上級)認定講座についてはレポート等の評価を考慮された上で、1級講座の修了認定を受けていること
- グリーフケア・アドバイザー特級(上級)には協会の推薦を受けていること
取得に向けての勉強方法
一般社団法人日本グリーフケア協会が実施する級別のアドバイザー認定講座の講習を受講することで認定されます。
基本となる2級認定講座は座学中心で基本的知識とケアの原則を身につけます。
1級認定講座からはグループワークも加わり、ゲスト講師から講話を受けたり演習を通して実践的なグリーフケアを学びます。
特級認定講座はケアのクオリティを深めたい人や、将来的にグリーフケアのワークショップを開きたい人を対象としたものです。
グリーフケアアドバイザー資格保有看護師の大変さとやりがい
患者様の死に接する場面も多いのが看護師としての仕事の大変さです。
大切な人を亡くし、大きな悲しみに包まれる人を慰めることは簡単なことではなく、大変な仕事になります。
しかし、ご家族との適切な接し方や心のケアができることを目指すグリーフケアアドバイザーのケアアプローチは家族の悲嘆のプロセスを的確に理解し、メンタルケアにつなげることができます。
ご家族の悲しみを少しでも軽減でき、笑顔が戻る手助けをできることは、大きなやりがいにつながります。