クリニカルスペシャリストの仕事

クリニカルスペシャリストは医療機器メーカーに勤め、自社製品を医師や看護師、患者様などに説明する役割を担います。

営業職に同行し、医療機器を使用した診断方法や安全な使用方法、治療の有効性などについてデモンストレーションなどを行いながら説明するため、看護師としての専門的な知識や臨床経験や、営業に同行するためプレゼンテーション能力、交渉力、コミュニケーション能力が必要です。

求められるもの	今から磨いておくべきスキル
医師や看護師の視点から医療機器の不明な点を考え、それを説明するプレゼンテーション能力 営業やマーケティング部門などとの連携を見据えたコミュニケーション能力 自社製品、競合医療機器の深い知識 看護師としての2年から3年程度の臨床経験	医療機器の使用経験 一般常識やビジネスマナー

クリニカルスペシャリストの大変さとやりがい

クリニカルスペシャリストは医療機器に関する正確な知識と、その関連領域の経験が求められます。

日々進化していく技術によって作り出されていく新しい製品についての調査、学習が必要です。

また、医療機器を販売するためには、営業スタッフやマーケティングスタッフなどとの協力が欠かせません。

それぞれ異なる部署、専門性を持つ社員と連携して業務を遂行するためにチームワークやコミュニケーション能力が求められます。

その他にも、販売に携わる職員として必要なビジネスマナーや交渉力など、看護師時代とは異なる能力が求められます。

働くうえでは、新しい常識や知識、価値観などを身に付けることが大変かもしれません。

しかしそうした壁を乗り越えれば、これまでの臨床経験を活かしながら働くことができます。

医療機器の販売には、使い方の説明だけでなく、安全な使用方法や治療の有用性などの関連情報が欠かせません。

臨床経験のない営業スタッフには、こうした内容の説明が難しいはずです。

そんな中で自らの知識や経験を活かせて会社に貢献できることは、大きなやりがいを感じることができるでしょう。

クリニカルスペシャリストになれば、看護師の専門性を活かしながら企業で活躍することができます。

企業でのキャリアアップを考えている方は、一つの選択肢として検討してみると良いでしょう。