オムツフィッター
オムツフィッターになるには、3級からスタートします。
所定の研修を受講後、合格ラインを70点とする簡単な理解度診断テストをパスすれば資格認定証が交付されます。
排泄で困ったことや悩みごとについて、本人や介護者が快適に過ごせるようにさまざまなポイントからアドバイスできるのが、オムツフィッターの主な役割です。
おむつなどの排泄用具の適切な扱い方をはじめ、医療面、住環境面、食事面といった多彩な観点から看護の現場でもサポートが期待されます。
看護師業務への活かし方
排泄について改めて学び直すことで、医療や福祉の視点から看護師として患者様の介護に活かす新たなアプローチを看護現場で提供することができます。
研修ではおむつの実技や参加者との交流の場も設けられているので、より実践的で具体的な知識やテクニックを得ることができます。
高齢者の排泄の悩みを知り、介護や看護サービスの質向上に役立ちます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 最下位資格である3級の受験資格は特にありません
- 2級認定研修は3級資格認定取得者であり、2級研修内容の理解度診断テストに合格し、卒業論文を提供すること
- 1級認定研修は2級資格認定取得者であり、1級研修内容の理解度診断テストに合格し、卒業論文を提出すること
取得に向けての勉強方法
オムツフィッターの研修で講義や実技を通して、理解度診断テストに合格するための知識を学びます。
実技はおむつの当て方も具体的に教えられるため、自分のやり方が患者様に適切なものかどうかフィードバックすることができます。
3級研修には懇親会の場も用意されており、参加者との交流を深めることができます
オムツフィッター資格保有看護師の大変さとやりがい
患者様の排泄の悩みを的確に理解することで、おむつや関連福祉用具の取り扱い方のレベルを上げることができます。
オムツフィッターとしての業務は単におむつを上手に装着するだけでなく、おむつを付けられる患者様の尊厳も考慮しなければならない難しさがあります。
しかし、高齢者や認知症の介護と関わりの深い排泄はますます看護の現場でも重要度が増しており、看護師や看護助手への指示も的確になりチーム医療に役立ちます。