みなしPT資格
みなしPT資格とは、運動器リハビリテーションセラピスト資格の事を言います。
2006年4月に診療報酬が改正された時に誕生しました。
医師の指導の下、運動療法や機能回復訓練などのリハビリテーションやマッサージなどを行うものです。
看護師業務への活かし方
みなしPT資格(運動器リハビリテーションセラピスト)を持っていると、整形外科などで活躍する事ができます。
また、整形外科のみではなく、例えば脳卒中での麻痺、新生児の運動能力の発達の遅れなどに対して、基本的動作能力の回復をめざすという役割もあります。
看護師として医療に従事していれば、このような患者様と接する機会は必ずありますので、そのときにリハビリのサポートができることは強みとなります。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 柔道整復師、看護師、准看護師、あん摩・マッサージ・指圧師のいずれかの資格を有し、運動器リハビリテーションセラピスト講習を受講していること
- 認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
認定試験は落とすための試験ではなく、講習に真面目に取り組めていたかどうかを確認するための試験です。
したがって、試験に出る内容は講習の際にきちんと講義されます。
講習で積極的に学ぶ姿勢があり、内容をきちんと把握していけばそれほど苦労せずに取得することができるでしょう。
みなしPT資格の大変さとやりがい
みなしPT資格は、患者様の回復をサポートします。
毎日の積み重ねによって回復していくものですが、一人ではなかなか難しいものですし、劇的に回復していく患者様はほとんどおらず、長期間に渡ってサポートしていくことになるため、決して楽な仕事ではありません。
しかし、みなしPT資格がある事によって患者様の気持ちを理解し、サポートする事ができるようになります。
患者様の状態が今までよりも改善された時にやりがいを感じる事ができます。
看護師としてのスキルアップにも役立つでしょう。
今後も需要が高まる資格と言えますので持っている価値はあると言えます。