がん性疼痛看護認定看護師
がん性疼痛看護認定看護師は、がんの治療に利用される薬の管理や、その薬の知識を豊富に持ち、そしてその薬をより効果的に利用するための方法を導き出す能力がとても大事になります。
また、経験で得た知識を、研修会などを通してその他のスタッフに伝えていくなどの重要な仕事も行います。
さらに、がん性疼痛に苦しむ患者様の心のケアを行いますので、患者様の心の声に耳をしっかり傾けることができることも大事な能力の一つになります。
看護師業務への活かし方
日本人はがん発症率が高く、同時にがんで命を落とされる方も毎年多くいます。
がん性疼痛は、がんの発症初期から痛み始めるものもあれば、がんが進行していくに連れて痛み始めるものもあります。
末期の状態に陥りますと、ほとんどの患者様が疼痛による痛みを訴えます。
海外では疼痛による痛みを除く活動が活発で、多くの方がその痛みから解放されています。
しかし、日本ではあまり疼痛の問題の解決が進んでいません。
ですので、がん性疼痛看護認定看護師は、がん性疼痛による痛みを取るための重要な役割を担っているのです。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 保健師、助産師、看護師のどれかの免許を保有している事
- 実務経験5年以上、内3年以上はがん分野での経験がある事
- 認定看護師教育課程を修了している事
- 認定審査に合格する事
取得に向けての勉強方法
がん性疼痛看護認定看護師になるためには認定試験を受ける必要がありますが、その認定試験に向けての勉強方法がわからないという方が多くいます。
勉強ではやはり参考書などの書籍が必要となります。
がん性疼痛看護というジャンルの書籍としては『がん性疼痛ケア完全ガイド/林 章敏 (編集), 高橋 美賀子 (編集), 中村 めぐみ (編集)』という書籍があります。
医師として活動している方からのレビューもあり、好評を得ているようです。
まずはよく読み込みそして内容を理解することが重要です。
がん性疼痛看護認定看護師としての大変さとやりがい
がん性疼痛に喘ぐ患者様の苦痛を見るのはとても辛く大変です。
患者様の苦痛を少しでも多く取り除くことが最大の役割であるがん性疼痛看護認定看護師のやりがいは、患者様の「ありがとう」の一言にあります。
がん性疼痛から解放された後の穏やかな表情を見ていると、自分はこの患者様の力になれたという達成感が、大きなやりがいとなって返ってくる、と認定看護師の多くの方はおっしゃいます。
