日本の看護師が海外の施設に転職するには?

質問

Question

私は11年間、女性看護師として働き続けてきました。

看護師歴も10年を超えた今、昔に比べて自分に自信が付いてきました。

私は昔から海外で看護師として活躍したいという夢を持っていて、ぜひその夢を叶えたいと思っています。

いったいどうすれば海外の施設に転職をすることができるのかを教えてください。

回答

Answer

日本の看護師免許だけでは、海外の病院へと転職することはできません。

しかし、それぞれの国で改めて資格を取得することによって、国外で看護師として働くことができます。

中には「登録制度」という制度を設けている国もあります。

例えば登録制度のあるイギリスでは、登録制度の利用によってイギリスで看護師として働ける資格を得ることができます。

つまり、資格取得による試験などがいらないということです。

国によっては、その国の看護師資格を改めて取得しなければならないこともあるため、優遇措置と言える登録制度のある国は魅力的と言えます。

またイギリスの看護師資格に関しては、イギリスだけでなく、オーストラリアやEU諸国(一部例外あり)などでも通用するため、より可能性を広げることができるのです。

登録制度で資格取得も楽に

登録制度を設けている国はイギリスやオーストラリア、EU諸国、ニュージーランドなどがあり、いずれの国では試験を必要とせずに資格を取得することができます。

イギリスではNMC(Nursing & Midwifery Council)という看護師登録制度がありますので、それについても調べていくといいでしょう。

一般看護師や小児看護師、助産師など5つの登録部門が設置されています。

また登録にあたっては英語力の証明も必要になりますので、すでに英語がお得意という方以外は英語の勉強が第一ステップとなるでしょう。

国によって資格を取りなおす必要性あり

ネイティブ並みの語学力はもちろん必要ですが、看護師をするのであれば最も必要になるものは看護師の資格です。

日本で取った資格は全世界共通のものではないため、働きたい国のルールに則った看護師資格を取得しなくてはなりません。

もちろん試験はその国の言語を用いて解き進めていかなければならないため、資格を取る前には海外の文章を理解できるようになるところから始めなくてはなりません。

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